理想ではあるけど難しい 〜スタッフを中心としたクリニック運営〜

 

「スタッフにはもっと、能動的にクリニック運営に関わってほしい」

 

こんなご相談を受けることが、よくあります。

 

最初に述べておきますが、それは難しいと思います。

 

そもそもクリニックで勤務するスタッフは、看護師・歯科衛生士・助手・医療事務…どの職種をとっても、基本はドクターの指示で動くことを使命とされています。メインの業務がそうなのに、運営面だけ能動的にというのは、その時点で無理のある話なのかもしれません。

 

写真のような軍隊のような組織、ある意味経営者としては楽ですよね。誰も逆らいませんから。

でもそれと同時に、常に院長だけが考え続けなければならないということになります。勿論、考えることは経営者の宿命と言えますが、それってしんどいですよね。それに、考える人が一人でも多ければ、それだけ考えがブラッシュアップされ、より良いものになっていくことが期待できます。3人寄れば文殊の知恵とは、よく言ったものです。

 

組織の理想として、「アジの大群」をあげる人がいます。この考え方は、自分も賛成です。

アジの大群には、主導者がいないそうです。アジ一匹一匹が、各々の意思で泳いでいます。でも、全体として、同じ方向に泳いでいるのです。

 

この理想の実現には、どうするのがいいのでしょうか。

セミナーや書籍で学んで、院長自身で取り組むのがいいのか、

第三者にクリニックに入ってもらって、マネジメントしてもらうのがいいのか、

もしそうするなら、どんな人に入ってもらうのがいいのか…。

 

ハッキリ言えることは、どのクリニックにも共通する正解など存在しないということです。

間違っても、正解がどこかに落ちてるとだけは思わないようにしましょう。

 

まずはスタッフ各々の好きなことから、関わってもらってみてはどうでしょうか。