医科でも歯科でも、理事長・院長向けのセミナーが様々あります。
経営に関するものとか、
スタッフマネジメントに関するものとか、
人材採用に関するもの。
主催は経営コンサル会社だったり、
web系業者だったり、
医療系メーカーだったり色々です。
セミナーは、映画と似ています。
似ている点①:内容がよく分からないのにお金を出す
皆さんは、どんな理由で映画を観ようと思いますか。
広告やCMなどを見て、なんとなく「よさそう」「面白そう」と思ったとか、キャストにお気に入りの俳優がいるとか、タイトルが面白そうとか、そんな動機も有り得ます。
セミナーも同じではないでしょうか。広告などを見て、
・主催が大手の経営コンサル会社だから「よさそう」
・有名な演者だから「面白そう」
・タイトルが「よさそう」
だから参加する、ということが多いと思います。
似ている点②:内容が薄っぺらくても不満でも、あまり後悔しない
また、映画がつまらなかったとしても「あーつまらなかった。お金と時間を無駄にした~。」など、大きく後悔する人はあまりいないでしょう。
セミナーも同じです。
仮に内容が薄っぺらかったとしても、大きく後悔することってあまり無いのではないでしょうか。セミナーというのは不思議なもので、行っただけで満足してしまいがちです。
違うのは、金額です。
映画はせいぜい1~2千円、セミナーだと1日数万円も珍しくありません。
医療業界では「高い物は良い」という価値観があるのか、けっこう高い金額でもポンと出してセミナーに参加するケースも散見されます。
「人事評価制度セミナー」ってタイトルだからよさそう、
大手経営コンサル会社主催だから良さそう、
テキストが分厚くて良さそう(中身は知らない)、
だから、3日間20万円とかでもポンと出されるんです。
セミナーでも「高いものは良い」が正しいのであれば、何の問題も無いんですが・・・。その辺を少しでも疑ってみるのも、ひとつかと思います。
クリニック院長参謀サービスを運営するMECEプロデュースは、このような経営セミナーは全否定します。
本当に院長先生に役立つサポートは何なのか。
それを考えると、その答えは経営セミナーではないと思っています。