経営コンサル会社ではありません

「MECEプロデュースは経営コンサル会社ではありません」

このことは創業当初から逐一、申し上げてきました。経営コンサル会社と一緒にされたくないから、が主な理由です。

コンサル=相談するという言葉の意味から解釈すれば、経営コンサル会社は
①経営相談
②情報・ノウハウ提供
③ツール提供

などが主なサービス内容であり、そこに実務支援は含まれません。ノウハウ・ツールをもらったところで、それを実行するのは歯科医院の院長またはスタッフということになります。経営実務全般に疎い歯科医院の院長からすれば、自身で行うとなると時間が無い、というより気力が無いというケースが多々あるのではないでしょうか。

MECEプロデュースも勿論①②③は行っておりますが、それはサービスを実行するにあたっての準備でしかありません。①②③を元にマネジメント業務・秘書業務の方針を決定し、それを元に私共が「実行」するのです。ここまでやって、ようやく価値提供ができると思っています。

自身で実行したりスタッフに指示して実行させることを苦にしない、マメな院長も稀にいらっしゃいます。それであれば実行支援が無い経営コンサル会社でもマッチするかもしれません。ただそもそもこのネット社会において、決して安くない報酬を①②③だけで取り続けられること自体に違和感を感じます。Webコンサル会社であるStockSun株式会社の創業者・株本祐己氏もX(旧Twitter)で「アドバイスだけで高い報酬をもらい続ける事は大半の人間は能力的に不可能」と述べているが、それだけの高い能力を持った“コンサル”が歯科業界にどれだけ存在するのか?疑問を感じざるを得ません。

一般企業向けと歯科医院向けでは、コンサルというサービスの意味がだいぶ異なるようです。一般企業向けでは、大手のコンサル会社のことを「高級人材派遣会社」と揶揄(?)する声もあるようですが、派遣会社というだけあって現場での実行支援ありきであることが分かります。

既出のStockSun株式会社もコンサルと言いつつ実行支援をセットにしているようです。いわゆる情報・ノウハウは同社のYouTubeチャンネルで惜しみなく発信されているのが分かります。実行支援のところに価値を置いているという考え方があるようで、その点はMECEプロデュースも考え方としては類似しています。

これまで一貫して「経営コンサル会社と一緒にされたくない」と申し上げてきましたが、修正します。

“歯科業界の”経営コンサル会社と一緒にされたくない。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。